2010年8月19日木曜日

Eclipse3.6本体&プラグインインストール手順

(2010/09/11追記)全部日本語化したいなと思ったので、今はPleiadesで公開されている「Pleiades All in One Eclipse for Java Developers」を使っています。



ほんの2ヶ月ほど前だったでしょうか、Eclipseの最新ヴァージョンである3.6「Helios」が登場しました。新PC購入に伴い、このPCに入れるEclipseはHeliosにしようと思ったので、簡単に導入手順をまとめておきます。


1. Eclipse 3.6 ダウンロード
Eclipse Downloadsよりお好きなのをダウンロードしてください。よく分からない人は「Eclipse IDE for Java Developers」で良いと思います。おそらく、Eclipseを初めて触る人はIDEでJavaをコーディングしてみたい人だと思うので・・・ちなみに私は「Eclipse IDE for Java EE Developers」にしました。いや、Eclipse IDE for Java Developersでもいいと思うんだけどさ・・・ あと、32bit版、64bit版の2種類がありますから気をつけてください。

2. Eclipse解凍
ダウンロードしたファイルはzipファイルのため、それを解凍します。解凍すると、おそらく?中にeclipseフォルダがあり、更にその中にはeclipse本体が入っていることでしょう

3. 適当なところに配置
別にどこにおいても良いと思うのですが、いつもの私の習慣から、C直下にeclipseフォルダを作成し、(この時点でパスはC:\eclipse)更にその下にeclipseフォルダを置いて、名前をeclipse3.6にしました。(ということで、パスはC:\eclipse\eclipse3.6になりました)

4. 日本語化パッケージダウンロード
いつもなら「Pleiades」ですが、プラグインとして3.6対応は出ていないみたい。ちなみに3.6に日本語プラグインを入れたEclipseをPleiadesで配布してる・・・はじめからこれをダウンロードして使えって話ですよね(´・ω・`)


今回は日本語化言語パック(サードパーティ版)であるnlpackを入れることにしました。以下からダウンロードです。
http://sourceforge.jp/projects/blancofw/wiki/nlpack.eclipse
3.6なので「3.6.0 Stream Build」のをダウンロードしました。


5. 日本語化パッケージ解凍
ダウンロードしたファイルはzipファイルのため、それを解凍します。解凍すると、おそらく?中にeclipseフォルダがあり、更にその中にはfeaturesフォルダとpluginsフォルダがあると思います。


6. インストール
ここの作業が一番重要です。日本語化パッケージを解凍した際に出てくるeclipseフォルダをeclipse3.6の適切なところに入れます。まずすべきことは


6.1 eclipse3.6\dropins\フォルダの下に適当な名前のフォルダを作成する。
全角でも良いかどうかは未確認ですが、とりあえずプラグイン名がnlpackという名前らしいので、「nlpack」フォルダをdropinsの下に作ります。


6.2 日本語化パッケージのeclipseフォルダを移動
日本語化パッケージを解凍した際に出てくるeclipseフォルダ(中にはfeaturesフォルダとpluginsフォルダが入っている)を先ほど作ったnlpackフォルダの中に置きます。


7. 起動
eclipseを起動してみてください。eclipse.exeはeclipse3.6フォルダにあります。


起動した際に以下の日本語化されたダイアログが出れば日本語化プラグインインストール成功です。










ただ、起動してみると一部日本語化されていない感じが・・・こりゃあ、既に日本語化されたPleiadesのeclipseをダウンロードするしかないか・・・な?


補足:日本語化プラグインのアンインストールについて
dropins以下に入れたプラグインはそのまま削除することでアンインストールできます。それ以外でインストールしたプラグインはそれでは削除できません。というか、dropinsには入っていないので削除できませんが・・・dropins以外のプラグインインストールはまたの機会に説明します。


参考:日本語化 - Eclipse Wiki

2010年8月18日水曜日

Thunderbirdのデータ移行

旧PC(XP)から新PC(Win7)にデータ移行をしているのですが、Thunderbirdのデータはどうするのかなぁと思って調べてみると、意外と簡単でした。備忘のために一応メモっときます。


1. MozBackupを新旧PCにインストール
インストーラは以下にあり
http://www.geocities.jp/chimantaea_mirabilis/MozBackup/files.html

2. 旧PCにおいて、バックアップを取る。
旧PCでMozBackupを起動して、ガイドの通りに従えばバックアップファイルが生成される。

3. 生成されたバックアップファイルを新PCに移す。

4. 新PCにおいて、データ復元をする。
新PCでMozBackupを起動して、ガイドの通りに従えばバックアップファイルを元にしたデータ復元が実行される。


こうすればおk

ツールの対応OSが書かれていなくて不安に思ったが特に問題ありませんでした。

ちなみに、このツールはFireFoxも使えるそうだ

2010年8月4日水曜日

Facadeパターン

久々のデザパタですすみません(´・ω・`)

今日はFacadeパターンです。Facadeとは正面とか外見というフランス語?の言葉だそうです。デザインパターンの世界ではFacadeは「窓口」という意味で使ってます(正面とほぼ同じか・・・)

窓口ですので、「○○をお願いします。」と頼めば、その〇〇を関連項目も含めて全て処理してくれるということです。

Facadeクラスの例としては、以下のようにstaticメソッドを用意します。そのメソッド内では、必要な処理を実装します(あるいは、他クラスで実装されたメソッドを呼び出すなど)。
public class Facade {
    ・・・

    public static void doSample() {
        // 必要な処理を実装
    }
    ・・・
}

ユーザーは窓口に処理をお願いしましょう。
public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        Facade.doSample();
    }
}

このパターンは、複雑な処理、例えばメソッドを適切な順番で過不足なく呼ぶ必要がある場合に威力を発揮します。それらの複雑なロジックを上記の例で言うdoSample()内でまとめ、中身を知らない人はただ単にdoSample()を呼べば済むということです。もちろん、doSample()を実装する人は仕様を詳しく知っている必要がありますが、開発メンバー全員がその仕様を知っている必要はないので、チームでコーディングする時には有効なパターンと言えます。

また、窓口を1つ用意して、利用者はそれを呼ぶだけでいいので、複数のメソッドを呼ぶケースと比べると、呼び出す側と呼び出される側の結合が緩いと言えます。結合が緩やかだと、部品として再利用しやすいです。

あとは、呼び出される側の「public メソッド」が少なくて済みます。これはカプセル化の話ですね。

ちなみに今回は窓口は1つしか例で示しませんでしたが、窓口が複数ある場合は当然考えられます。そして、窓口の窓口も大いにありえます。お願いごとは窓口に行けば十分ですからね。

関連パターン
Abstract Factoryパターン」「部品を作って」とお願いすれば作ってくれるので、Facadeパターンと言えます。
Singletonパターン」Facadeパターンは普通はSingletonです。インスタンス化して、複数の同じ窓口を作っても意味がありません。本には書かれていないですが、インスタンス化できないようにする(コンストラクタをprivateにする)としても良いと思います。
「Mediatorパターン」(勉強中)